映画「ゴッホ 最期の手紙」史上初の全編油絵アニメが公開＆画家 古賀陽子

人気俳優 山田孝之(34)さんが、今週公開された 海外アニメーション映画「ゴッホ 最期の手紙」の吹き替えに挑戦しました。

台本を読んで「これだったら ぜひやりたいと」思ったそうで、今までに見たことのない映画と絶賛。

山田さんも見たことのない映画とは、史上初 前編油絵で描かれたアニメーション映画です。

日本テレビ系「ズムサタ！」で紹介されました。

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映画「ゴッホ 最期の手紙」

✳　ゴッホの謎の死に迫る サスペンスアニメーション映画「ゴッホ 最期の手紙」

主人公 アルマン・ルーランの声を吹替えしたのが 山田孝之さん。

この作品は イギリスとポーランドの合作映画で、ゴッホの実際の作品「夜のカフェテラス」が 背景や登場人物のモデルになっていて、まるでゴッホの絵が動き出しているかのような作品です。

【あらすじ】

✳　舞台は19世紀の南フランス。拳銃自殺をした画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。

ゴッホの生前の手紙をひょんなことから手に入れた 主人公 アルマン・ルーランは、手紙の受け取りであるゴッホの弟に届けるため旅に出ます。

しかし その途中、アルマンは ゴッホの謎の死の真相に迫って行きます。

ゴッホの死は本当に自殺だったのか？ 真実がアルマンに… 衝撃のラストが待ち受けます。



-シネマトゥディ 公式YouTube-

 

油絵製作現場＆画家 古賀陽子

✳　映画の製作は 本物の俳優で撮影した映像を、世界中から集まった 125人の画家によって、1枚1枚油絵にしていきアニメーションにしまいた。

映画の長さは96分間。これをアニメーションにするため、なんと6万2450枚の油絵を必要としました。

映画の総製作期間は6年。作品は油絵で作られたアニメとは思えないなめらかさです。

映画の中のある32秒のシーンには384枚もの油絵が使われています。

✳　実はこの油絵製作で、唯一日本人で関わった方がいらっしゃいます。それが 画家の古賀陽子さん(31)。

普段 個展などを開き画家として活動している古賀さんですが、応募数およそ5000人で 125人の油絵画家が採用されたましたが、高い倍率にもかかわらず見事 採用になりました。

そして、1日平均10時間くらい描いて 製作期間は 3ヶ月でしたが、およそ580コマを描き上げたそうです。

✳　また 製作現場で、驚きのルールがあったそうですが…。

彼女によると、画家のリストがあって 早さ順に 塾の成績みたいに 貼り出されたそうです。

現場の画家は スピードの効率を求められていて、そのため 作業評価が壁に張り出され それが給料にも反映されていました。

✳　古賀さんは自分の評価を探すと・・・

「自分の名前が めっちゃ低いところにあって、やば・・・めっちゃ成績の低い子」って感じだったと話されていました。

古賀さんの話からも 現場作業は、本当にスピードとの勝負で大変だったことがわかります。

✳　古賀さんが描いたシーンの1つは、主人公が訪れたバーで 酔っぱらう人たちのシーンで、わずか4秒しかありません。

この4秒間のシーンのために 48枚の油絵を描き、しかもかかった製作期間は1週間。

古賀さんも仕上がりを見て、「まばたきしたら 見過ごしそうなくらい短くて、びっくりしました」と…。

しかし、「この映画が完成したら 絶対にすごいと…今までにない、素晴らしい映画ができるという確信を持っていたので、たずさわれて幸せだなというのを思い出して、自分を奮い立たて頑張りました。絶対に意味があった経験だなと思います」と感想を述べていらっしゃいました。

🎥　動き出す油絵で作りだされ、これまでにないアニメ映画「ゴッホ 最期の手紙」は、きのう(11/3日)から全国で公開です。